もう、、この表紙で大号泣。。
それまでそういう番組があるなんて知らなかったのだけど、先日たまたま
「ネコメンタリー 猫も、杓子も」というNHKの番組を初めて見ました。
その日の内容は「角田光代とトト」。角田光代氏と愛猫トトの様子を、静かに、
そして穏やかに撮影されていて、なんとも言えない優しい気持ちになれた、
すごく良い番組でした。
それで、番組内で朗読されていた「任務十八年」というエッセーを読みたくて、
この本を購入しました。
もうね、この本の表紙で、私ダメでした。。
まだ読んでもいないのに、表紙だけで勝手に想像して泣けてくる。(←情緒が不安定)
うっかり病院の待ち時間でこの本を読んでいたら、涙が出てきちゃって
きっと周りは引いてたと思う。。(←情緒が不安定すぎる)
表紙の猫は角田さんちのトト。写真からしててっきりトトがタイトルの
「今日も一日きみ(角田さん)を見てた」と言っているのかと思って
勝手にキュンキュンしていたら、実はその逆で、角田さんが
「今日も一日きみ(トト)を見てた」だったというね。
(トトがそう言ってるというていの話だとファンタジーになっちゃいますね。。)
私はしま以外の猫と一緒に生活をしたことがないので、普段しまを他の猫と
比較することができないのだけど、角田さんとトトとの日常のやりとりが
書かれているこの本は、めちゃめちゃ共感することが多くて!
猫に対する思いだとか、トトとしまと、猫種こそ違ど「あぁ、、それしまも
やるなぁー」とか、猫あるある(猫飼あるある)がたっぷり詰まった
愛情深い本なのです。
例えば、、(以下ネタバレ?)
同じ家族であっても、角田氏とトト、あるいは角田氏の旦那様とトトとの間で
それぞれ違った関係性を築いているということ。
たまに側から見ていても、明らかにしまが私に対する態度と違う態度で
他の家族と接している姿を見ることがあり、妙に納得。
しまは私のことをどう思っていて、他の家族のことはどう思っているのだろうか。
一度でいいからしまに直接聞いてみたいな。
あとは、トトがまだ小さい頃、宅配の人が来たときに全然臆することなく玄関まで
飛んで来たのに、ある程度大人になったらソファーの下に潜り込んで様子を
伺うようになったこととかね。しまと同じだ☺︎
あと個人的に一番共感できたのが、トトが出てくる音。作中でよく
「にょろー」とか「にょろーん」と表現されているのだけど、しまもまさにそれ、
「にょろーん」と出てくるのです!
もししまと生活していなかったら、「猫なのに、にょろー?(ヘビじゃあるまいし)」
と思ったことでしょう。実際猫からそんな音が出てくることはありません。笑
でもどこから出てきたのかわからないけど、しまが我々人間たちの前に姿を現す時に、
そういう音を纏って登場してくるように見えるのです。不思議。
(体のくねり方?)
それと、トトの鳴き声。
猫だから「にゃーん」でいいじゃない、と思う方もいるかと思いますが、
これも実際しまと生活してわかったこと、「猫ってそんな単純な鳴き声じゃない!」。
作中では「ニャオワーン」とか「ニャワー」とか表現されていますが、まるでしまが
今ここで鳴いたんじゃないかって思うくらい、まるで同じ!!
こういう猫に関する音について、まさに、的確に表現されている!
それだけで、ただただ、興奮する!!
余談ですが、、猫の「ゴロゴロ」について、私的には「ぐうぐう」なんです。
私の耳にはどう聞いても「ぐうぐう」と聞こえるんだよなぁ。
なんで「ゴロゴロ」なんだろ?(←どっちでもいいだろ!)
どなたか共感できる方、ご連絡お待ちしております。笑
肝心の「任務十八年」の感想はというと、、
ボーナストラックで巻末に収録されているのだけど、本編のレビューだけで
長くなってしまったので、また機会があれば書こうと思います。